大企業でも副業解禁の追い風もあり、サラリーマンの本業収入とは別の副収入へのアンテナがこれまで以上に高くなっていると思います。
数年前までは影も形もなかったビットコインや仮想通貨ブームで一攫千金が話題になりましたが、もCoincheckのNEM事件などで下火に。
最近ではダブルワークなど、わりと堅実に副収入基盤を確保しようとされている方も多いと思います。
そんな中で自身のスキルや経験を売買できるオンラインマーケットプレイスとして国内大手の「ココナラ」に注目が集まっています。
副収入の代表的なものに、「投資」があります。代表的なのは株式投資ですが、それと同列に話題になるのがFXです。
自己資金以上にレバレッジをかけることができ、波に乗れれば数分で何万何十何百万の利益がでる一方、ロスカットなど損失も大きくなりがちなハイリスクハイリターンの投資というより投機の要素がつよいです。
FXで一発当ててセミリタイヤみたいなことを吹聴するツイッターアカウントもたくさん存在していますし、上手くやれば自分も・・・という方も多いことでしょう。
ココナラでも「FX 商材」などと検索するとたくさんのサービスがヒットします。
これっとほんとに役に立つの?自分も儲けられるの?気になる方多いと思います。
結論から言うと、こういったFX商材は決しておすすめできないサービスの部類だと考えたほうが良いとお思います。
この記事ではその理由について考察していきます。
FX商材をおすすめしない理由
たくさん商品売っているし中には有用な商材あるのでは?と思う方もいると思います。
少なからずそれは否定しません。100ある商材で100すべてが価値がないとは言うつもりもありません。
ここではそれでもおすすめしない理由3点をまとめてみます。
再現性がなさすぎる
FXという取引は通貨に対する価値の増減によって利ざやを稼ぐというのが基本スタンスです。
この通貨の価値というのは社会情勢やその時の相場、心理、様々な要素によって左右されます。
つまり、必勝法が存在しない(あったとしても他の人に知れ渡った瞬間に必勝法ではなくなる)というのがまず大前提です。
よく考えてみれば、絶対勝てる、絶対儲けられるならずっとその必勝法を独占して儲けていればいいのです。
なぜそれを売ろうとするかというとそちらのほうが効率がよくリスクが少ないから。
親切心で教えてあげようという人はほぼ絶対、間違いなくいません。
確かに商材を売られている方はその方法でいっときは利益を出して儲けた実績はあるかもしれません(事実は正直分かりません)。
でもあなたがそれを購入したタイミングでその再現性は全く保証されていないと断言できます。
この再現性がなさすぎるというのが1つ目の大きな理由です。
出品者の真偽が不確か
出品者の中には、自分がこれだけ儲けたなどスクリーンショットなどで証拠としてアップされている方もいます。
すべてが嘘だとは言いません。
でもどれがホントでどれが嘘が見抜くことできますか?
画像なんかは簡単に加工できたり他のサイトから借用することができます。
画像があるからなんていう理由で信じてはいけません。
商品を売ろうとされている方すべてが嘘つきだとは言うつもりもまったくないのですが、さて出品者の真偽を確かめるすべがないのでおすすめの商品をひとつだけ選ぶのは至難の技です。
経験を買うのはありだが少し検索すれば十分
自分の成功経験、失敗経験を話します!という名目でサービス売られている方もいます。
こういう経験を買うのはココナラの一つの魅力ですし大きなサービスの目玉なのですが、果たしてそれってお金で買う価値がどれくらいありますか?
よく情報は金で買えということをききますが、こういうFXの成功失敗体験をお金で買うほどの情報が果たして出てくるのか疑問です。
1つ目の理由で述べたとおり相場は水物再現性がほぼありません。
サービスを売られている方の成功失敗体験も、その時だけの話であって、あなた自身に活かせる保証は全くありません。
それであればネット掲示板を確認するくらいでも同じくらいの情報が手に入るのでは?と思います。
まとめ
投資や投機、だれでも自分が損をしたくないですしおすすめや必勝法があれば絶対に知りたいと思うでしょう。
ですがそういった心理を逆手に取って、あまり質が良くない情報を提供するユーザが居るのもひとつの事実です。
繰り返しですが、こういった情報商材のすべてがまがい物で信用ならないということを言っているわけではありません。
中には非常に有用でためになる情報を誠心誠意売られている方もいらっしゃるとおもいます。
ただ、こういった良質な情報がこのネットの世界でそれと見抜くのは非常に至難の業です。
おすすめしない理由はまさにここにあり、情報にだまされず自分の頭で考えた上でアドバイスを貰うくらいの関係性のほうがうまくサービスを活用できると思います。